2005年2月の日記

 

春の雪

きょうは暖かかったのに、夜遅くになって急に雪が降り始め、積もり始めています。真っ暗な夜の庭にどんどん積もっていく真っ白な雪。

春、冬、春‥‥と季節が振れる毎日です。そして心も、明日の本命合格発表について「どっち、どっち?!」と思うとふたつの予想、ふたつの感情の間で大きく振れています。

今日は予備校で(美大の予備校は研究所と言いますが)お掃除があったそうです。久しぶりに集合した同じ思いの仲間と過ごして楽しかったらしい。一年間がんばった場所をお清めして結果を待つのでしょうか。

行ける大学はできたのでみんなに「よかったね」と言ってもらいながら、彼女の心は想いを寄せてきた多摩美のグラフィック学科というところへ一途に寄っているのです。

彼女がこの学科に密かに想いを持ったのは実はとても早く、中学の終わりでした。親としては、学校の入学は人生の目標にはならないけれど、ともかく何か目標のある青春はよいだろう!と思って応援してきました。

もともとのんびりした子なのでガリガリに勉強したとは言えませんが、この子なりにとてもがんばっていたと思います。受かっていたら、いいな。ああ、行かせてあげたいな。

でも実はここはデザイン系の子たちみんながいっちばん行きたがる難関なのです。

この試験に送り出したとき、私は、少し子離れしました。送っていって車から彼女を降ろしたとき、私は不覚にも泣けてきてしまいました。親子って、これだけ子供が大きくなっても、こんな時間が持てるんですよ。すごいよね。

未開社会でも、成人儀式では、子供に困難な体験をさせます。それと同じだと思います。「矢が折れても、槍が折れても、行っておいで」と思いました。

雪、まだまだ降ってます‥‥。2005/02/24


 

娘の大学受験

15日記がお留守になってしまいましたが、ハズカシながらその理由に娘の受験があります。ふだんも、それから去年の受験の時も(一浪受験です)ほうりっぱなしのバタバタ親である私は、今年の2月は思い切り主婦してみようと、ずっと前から決めていたのです。

ひとつ前の日記に出てきた大学は、受かってくれました。きょうびは、合格発表はネットで見られるんですよ。夕ご飯を作っていたら「わーーーい!」と娘が喜びながら降りてきました。「えーっ、よくもひとりで見たな〜!ずる〜い」が母の言葉でした。

娘は美大受験をしています。芸大は受けませんが、他の、全国のアート系の若者がねらうような激戦区をやっています。最近「手に職を」指向なのか本当にこの世界は厳しく、倍率は20倍を超えるところも。

あなただったら、そんな受験の日のお弁当箱には何を詰めますか?考えちゃいますよ。保育園の遠足弁当も考えましたが、必勝弁当もね、なかなかです。私は結局、ひじき煮、梅干しは欠かさないといった雰囲気の正当派和風のバリエーションになります。

予備校の先生は「弁当が多いと眠気が来るからちょびっとにしろ」と言ったそうです。それで、親は一生懸命、ごはんをフワ〜ンと空気入りに盛ったりします。「○○ちゃん、ポッキー2本だったよ」という話も入りましたが、そりゃ、ちょっと厳しかったかもしれない。

美大受験というのはマラソンみたいなもので、1学科の実技だけに2日かかったりします。テーマは「健康」、もう、これしかありません。早寝、早起き。おいしいご飯に、こぎれいなお部屋。

「おいしいなー、受験っていいなー」「うちじゃないみたいだねえ」と、喜ぶ家族ども。まあ、今のうちなので、普通の家庭を満喫しましょ。

<写真>美大受験生に特異な行動、大量の鉛筆削り。うちの子はこれを、15年くらい前に買ってもらったCRAYOLAクレヨンの大缶に入れて持ち運んでいます。かつてこの箱には、CRAYOLAのビンテージ色がいっぱい入っていました。<>2005/02/17


 

2月は大好きな月

きょうは『日経ウーマン』の方々がこの多摩くんだりまでいらして、取材をしてくださいました。去年あたりから、仕事を楽しむ女性たちの雑誌が時折出産の特集を組むようになっています。

おじさんたちは、キャリアを積んでいくタイプの女性が「子ども?関係ない」と言っているかのようなイメージを持っているようですが、私はそんなことはないと思っています。多くの人は産まない人ではなく、先送りしている人なのではないでしょうか。

今回の特集でもアンケートの結果発表があり、子どもへの感心の高さがばっちり表出しているようです。楽しみです。

取材が終わってすぐ携帯が鳴ります。大学受験の初日が終わった娘からです。「どうだった?!」「直前に見ていたところが出たよ、びっくり」

駅付近で会い、この町で一番お気に入りのおそば屋さんへ行って二人でお昼しました。こんなことをふたりでするのは、ひょっとしたら数年ぶり?と思うくらい久しぶりのこと。受験生は常にせわしかったわけですが、ここに来て俎上の鯉となり、落ち着いた時間となったのです。

いいお天気。

2月は一番寒いけれど、日差しには早春が感じられる大好きな月。2005/02/01

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