2005年12月の日記

 

アイスクリーム

 
わが家の大晦日は、何だかへんな1日だった。母のパニックは極まり、この大晦日に「すごく具合が悪いから大学病院の救急外来に行きたい」と朝から大騒ぎ。どう見ても大変ではなかったのだけれど心理的におさまらないので連れて行くと、診断は便秘。

スッキリコンとした母と病院のレストランに行く。多摩地域に待望されて新しくできたこの大学病院は、レストランも全部ガラス張りでとても明るく陽が降り注いでいる。母は本当にうれしそうにアイスクリームを食べた。こんな子供みいたな人が子供を産んで、よく育てたな、と思う。

私たち親子は、子育てがうまくいったケースでは決してない。でも、たったひとつだけよかったのは、母はともかくやりたいことをやり、言いたいことを言ってわがままに、しかし楽しく生きてきた。「人生は、楽しいらしい」これだけは、母から教わった。今回のパニックもこれで一段落なのだけど、最後には、やっばり母が楽しそうにして終わるのだ。それで、私に、ありがとう、ありがとう、とか言うのだ。

そんなわけで、前の夜にプランを立てていた大掃除はまったくできなくなったけれど、家族みんなが穏やかになれて、年越しの日としてはまあまあだったわけ。<>2005/12/31


 

ファミサポの影で

 
今日までお仕事の方、多いですね。ああ、いよいよ今年もお仕舞い。うちでは年末年始は上の子ふたりの誕生日が続きそれがいっそうこの季節をスペシャルにしています。昨晩は息子の誕生日で、17歳の男の子達が4人泊まりに来て夜中に自分たちでチゲ鍋していました。

ファミサポの効果は一家に広がっています。息子は、チゲ鍋のあとを、朝きれいに片づけていました。

そして、しょげているが同居している私の実母です。うちは一代世間とずれているところがあって、祖母が、一頃言われたいわゆる負け犬製造ママで、母がバリキャリでした。母は、家の手伝いはしたことがなかったそうです。昔のことで「ヒロポン(覚醒しちゃうお薬)」なんか飲んだりして、勉強ばっかりしていたんですね。

だから結婚後も家事らしい家事は出来ないし(下らないことだと思っているのでしようとしないのです)、祖母になった今も、私がバタバタ暮らしていても、やっばり私を助けることは出来なかったのです。それでも子供が小さいときは家にいてくれるだけで子供をみてくれることになり助かったのだけど、最後の孫が大きくなってきた今、この女性はどうやって家庭の中で自分の役割を見つければよいのでしょうか。もう家庭しか、生きていく場所はないのに。

母のバリバリ仲間も同じく衰えてくる時期なので、仲間同士の長電話が生き甲斐の模様。誰でも弱者として生まれ、弱者として死んでいくのに、それが受け入れられず、家族とのコミュニケーションに悩む元祖バリバリの女性達。母はちょっと極端なようだけれど‥‥。

頑張る女性達がどうやって優しさを持つか。これは私の子供時代からのテーマ。今、本の関係で少子化とバブルの深い関係を痛感しているのですが、母が働きだしたのも高度成長時代ですから共通点があります。<>2005/12/28


 

ファミサポ生活を始める

 
私は思い立ってから実行まで24時間を切ることが時々起きるのだけど、この度、久しぶりにそれが起きた。市のファミリーサポートセンターの方に、週二回、夕ご飯&常備菜を作りに来て頂くことにしたのである。食後のお皿洗いは上の子ふたりに課して、私は週2日の残業可能日を確保するという作戦。

きっかけは、このたびの本のために少子化の資料を読みあさって家事の分担について読んだとき、ふと自分の家事時間を計算してしまったこと。私は6人家族で、ほぼすべての家事・育児をしている。朝5時半にスタートし、10分ほどの朝食タイムをのぞいて8時半までかかる。これが朝で、あとは夕方に3時間は家事をしているので何と1日最低6時間は家事をしている。

数字にしてみて、自分の実態がわかった。こんなに長時間家事をしていては、やってもやっても仕事が終わらないはずだ‥‥でも、一体どうしたら‥‥

そこに、パリのお話の取材が入った。多様なパリの託児事情を知って「いいなあ」と思いつつ日本の状況を振り返ったとき「あっ、あれがあった!」と突然ファミサポのことを思い出した。

2年くらい前に「なんだ?これ」と市役所で手に取ったパンフに、確か家事もしてくれるって書いてあったっけ。市役所のサイトへ行ってみると時間当たりの謝礼が出ていた。1時間850円という、なんともリーズナブルなお値段!これは、少子化挽回で定評を得ているフランスの専属ベビーシッターさんと大体同じ時給です。REBORNスタッフのMLに書いてみると、すぐに三宅、白井から「大賛成」とメールが来た。

そんなわけで、早速、今日、わが家に近所の方が来てくれて、すっごくおいしい夕ご飯を作ってくれました。主婦として大先輩のとてもいい方で、おまけにうさぎ好きだ。うれしかった。何というか、慰められる、っていう感じだなあ。

材料の買い物は私が献立立ててしておくということで、料理から盛りつけ、お鍋洗いまでをしてもらう取り決めです。初回の今日は私が味見して感想を述べたり、うちのお鍋の使い方などを説明しながら。「人参はこんな切り方でいいですか?ゴボウは?」とても細かく好みを聞いてくださいました。こうしてわが家風を覚えて下さった同じ方が、今後も来てくれる。

夕ご飯をよその方に作ってもらうなんて、抵抗がある方が多いかも知れない。でも実は、私は幼稚園までお手伝いさんのご飯育ちなので、ご飯は主婦のすべてではないと思っています。ただ、私の稼ぎでそんなこと夢の夢だと思っていたのに‥‥ありがたいなあ。初めて感じたエンゼルプラン(新エンゼルプランの方)のありがたさよ。

「ファミサポは登録しても来てくれない」と言う声も聞くので今回のケースは幸運に恵まれたのかも知れないけれど、困っている方は、ダメモトですよ。私は家事をお願いしましたがもちろん保育もしてくれます。家事、育児におしつぶされているのをあきらめちゃだめだよ〜。<>2005/12/26


 

All about 子供チャンネルTOP10

 
ついに20日を過ぎ、今年も秒読み段階に入った。今日は千ちゃんのREBORNオリジナル講座に行くはずだったのに、うちでお仕事をせねばならなくなった。

きのう娘に「委託」したはずのAll About「出産医療・産院選び」アップ作業が出来ていなくて昼までかかってしまう。ううう。もう、うめきたいです。でも思い返すと、今回は私の指示がサイアクだったと思うのでしかたがない。

記事の内容は、結婚制度も崩れ本当に自由になって、そしてミニベビーブームかと言われるほど産んでいるパリについてのもの。『パリの女は産んでいる』という本の著者・中島さおりさんにインタビューしたのですが、この本は自分のいい刺激にもなりました。
「ベビーブームが来ているパリのお話」
http://allabout.co.jp/children/birth/closeup/CU20051221A/index.htm
今日本では「古き良き日本女性を取り戻せば少子化は挽回できる」なんて本気で考えている人がいる、と白井の千ちゃんは教えてくれるのですが、それはものすごい間違っているので、真に受けて国が動き出したらどえらいことですね。

All Aboutでは、子供チャンネルの2005年トップ10というのが出ていました。私が夏休み京都へ行く前日にあっわてて書いた下記の記事が1位になっていました。知らなかった。

「知っておきたい35歳からの出産の現実 本当のところ何歳まで産めるの?」
http://allabout.co.jp/children/birth/closeup/CU20050805A/index.htm

読んで下さった方、どうもありがとうございました!

昨日は、私が毎朝愛読している「同僚と差がつく!毎朝10秒のビジネス英語習慣」というメルマガがまぐまぐメルマガ大賞2005【語学・資格部門】第一位というものを獲得したと知り、これもうれしかったです。

本当にありがたいメルマガなので私も投票しておりまして、まぐまぐの結果発表画面でそのメルマガの投票理由の三つ目に引用されているのは私のコメントです。
http://www.mag2.com/events/mag2year/2005/#gogaku
光栄であります。

メルマガ発行者のROMYさん、これからもがんばってください。どこのどなたか存じませんが、この1年ほど毎朝お会いしているのでとても知らない方とは思えません。<>2005/12/22


 

寒波カラテ

 
身体中が痛い‥‥あしたはもっと痛くなりそう。昨日は寒波の中で、今年最後の空手だった。お不動さんの五重塔の下で、裸足になると、誰の足も真っ白になってしまう(私は足袋をはいてましたが子どもや男性はがんばっておりました)。

走るしかない、というわけでタッタッタッ塔の外周を延々と走る。塔の回りの堀はバリバリに凍っている。じっとしているより走っている方が楽。娘つかまえて靴下だけはかそうしたけれど「いや」と言って、私が追いつかないスピードで北風の中突っ走っていく。

一番あたたまる、ということで蹴りの練習を100本とか、30本ずつバリエーションで何通りも、とかそんなことばかりしていて、合計すると1000本くらい蹴っている。それも、じっとしているより楽!ともかく、やけになってわめいて、あばれる。

「初めての冬ですか〜ふふふ」と何人もの人に言われた。真夏の練習の厳しさは、ああ、これに較べれば、ものの数ではなかった。娘と一緒でなければ限界だったな。娘と一緒なのでやけになれます。

しかし、翌日は身体痛いです。今日も、暖房の部屋にいても寒い。

今晩はうさぎのケージに夜かけているおおいを厚い毛布にしてあげようかな。夜間冷えるので、大きいダンボールでケージまわりにバリケードが作ってあり、そこに布をかけている。まるで居間にホームレスの方がいるようです。<>2005/12/19


 

お花

 
クリスマスの赤い花とグリーンが一杯、新しい年を迎える聖なる雰囲気が一杯のお花屋さんで、白いお花を送る伝票を書く。私が9年前に仕事でお世話になった産婦さんのお子さんへの供花だった。

その人は、お産の時以来初めて助産院に現れ、思い切り泣いて帰ったのだという。助産師さんは、不思議なことにこのところ何度もその人のことがふと気になり、お顔を思い出していたという。

お産はたった一日のことだと、ほとんどの人は思う。でも、そこは本当に神聖な親子の零地点なのだ。特別なときには、そこに帰らずにはいられない。何が結びつけるのだろう。不思議な不思議な、命が来るときのきずな。<>2005/12/16


 

自動運転中です

 
なかなか出産を決意できない女性のための本を書いています。NHK出版から、来年出します。2005年もあと少し、今年一番書きたかった本なので、少し前から、今年中はちょっとやそっとでは家からもう出ないぞ、と決めました。

そんな調子で今週は、だいぶ「寝ても覚めても書いている本のこと」という状態になってきました。今は書いている本のことしか考えられない状態になり、他のことは何をしても何も感じず、自動運転モードで生きている感じです。

平素は何事にもこだわる私なのですが、今は書いているもの以外はなーんにもこだわらないので、何でもチャカチャカと進むこと。年末なので、案外このモードが合っています。

クリスマスツリーも、もう出てしまってるのでした。わが家としては最も早い新記録樹立です。<>2005/12/03

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