2006年12月の日記

 

雷、落ちた!

 
仕事のメールにも「よいお年を」が飛び交い、町にもやっと年の瀬らしいすがすがしい感じが漂って参りました。でも、気象がすごくおかしいですよね。

今年はクリスマスからして、どうも気分が出ませんでした。だってイチョウの葉っぱなんかがまだ舞っているし「さすがに12月だな」という冷気が感じられなかったですから。カレンダーが進んでも、季節の実感が来ないんですよね。

そしてきのうの雷です。実は何と、我が家から二件ほど先の電柱に落ちました!嵐や雷が割と好きな私はにぎやかな夜を楽しみながら寝ていたのですが、ガシャーーーーン!というあきらかに「落ちたわ!」という音で目が覚めました。が、ブレーカーが落ちたので停電中で真っ暗。

すると、のんきにシャワー浴びていた息子が軽く感電したと言うではありませんか。ビビッという衝撃と共に身体が少し振れたそうです。何と言うこと。彼はその時18歳になって1時間目でした。誕生日に感電するなんて奇遇の二乗です。

夫は火山の近くで威力を感じてしまったり磁界に反応する性質なので「すごいエネルギーだ」とかつぶやいちゃってなかなか寝ません。「何か壊れた」としきりにつぶやく。

そして朝、やはり壊れていました。テレビが映らず、ネットはつながらず、そして夫のパソコンが壊れていました。私はわからなかったけれど、夕べ我が家にはものすごい電流が流れたのです。

すこくいいお天気でした。夫は朝は暗いうちに出て行くのですが、その時からして星のきれいだったこと。そしてきらきらの太陽が輝き始めると、うちの前が各種修理の車でにぎやかになりました。修理の人に教えてもらって見ると、落ちた電柱はてっぺんが握りこぶしひとつ分くらい欠けて吹っ飛んでいました。お昼前にいろいろ復旧しました。

天災を経験。忘れられない年末の1日になったかもしれません。<>2006/12/27


 

玄米のこと

 
この二ヶ月ほど玄米を炊いています。圧力鍋を使い始めたら、なんと簡単なこと。

圧力鍋で玄米炊きますと、点火からお茶碗によそうまで25分くらいなので炊飯器で白米を炊くのと同じか早いくらい。玄米は研がなくていいし、手間としてはどう考えてもこちらの方が楽です。そして、ともかくおいしい。

それから、ご飯をたくことが楽しくなります。玄米は、触るのが楽しい。見ても、玄米の一粒一粒には、種子としての威厳があります。小さいけれど、キュッと締まっていて、生き物らしい。

白米は栄養が落ちていると言われるけれど、栄養と一緒に存在感もそぎ落とされていたのですね。私には、これがとても重大な発見でした。私みたいな家事がきらいの人が増えた影には、便利が楽しさを奪っている面もあるのかも。で、けっこう古いものの方が便利だったりするかも。

さあ…今日も一日年末の仕事をガンバリます。<>2006/12/20


 

「24時間労働」を体験

 
来年早々に出る雑誌の取材で、ちょっと欲張り中です。

先週は関西に2泊。奈良の妊婦さんたらい回しに関する所を訪ねたり、長年のおつきあいのあるところへ行き、この産科危機の時点で改めて彼らの情熱に感動したりしてきました。

そして一昨日から昨日にかけて東京の病院を取材し、分娩シーンを撮らせていただきました。お産を待つゆとりや私たちの世話を焼いてくれる方やインタピューする方の勤務帯などを考え、一日半のプロセスで予定を組みました。組んだあとで気づいたのですが、これは偶然に、産科医の「夜勤あけ勤務」を疑似体験することになりました。

ふつう夜勤明けというのは、朝8時頃に帰宅できるのですが、産科医の世界は、ここから外来に入り、午後は病棟をまわって、夜の9時や10時に帰るという異常な長時間労働が常態化していると言われています。一体どんな感じなのか?

その日は夕食を早めに食べて午後8時からふとんに入ってみました。寝付けない。しかしいつも睡眠不足なので結局しっかり寝てしまい、10時に起きて闇の中を「出勤」しました。

ありがたいことにお産を撮らせて下さる方は午前3時半にはお誕生になりました。可愛い、可愛い赤ちゃん。「ああ、いいなあ‥‥」と編集者、カメラマン一同しばらく見とれて病院を出たのが5時過ぎ。朝にも撮りたい絵がありましたが、1時間でも寝てこようと近所のホテルに行き、昇る太陽と行き違うようにベッドに潜り込んで2時間くらい寝る。その後、その日の夜9時頃に予定をすべて終わるまで、あいまに近所のホテルなどでとれた睡眠は、合計3回、時間にして3時間くらいだったでしょうか。

2日間がまるまる連結した仕事は、やはり私には一大イベントでした。まあ、私も普段は5時間くらいしか寝られる時間なく徹夜で原稿書いて丸2日起きていることは時々ありますが、やはり、ライターのそれは非常事態としてあるわけです。

しかし産科ではこのような労働時間が定期的に、医師によっては週に何回かあり、延々と繰り返されるということです。特に思ったのは、自分はともかく「人を雇えないだろうなあ。来てもすぐやめてしまうんだろうなあ」ということ。私は好きだからいいけれど、今回取材に同行してくれた人はみんな楽しく仕事してくれたけれど、いつもそういうチームができるとは限らない。そうした不安が、何となく分かりました。<>2006/12/07

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