2008年4月の日記

 

助産所の医療バックアップについて

 
無事に新年度が明けました。子どもの小学校が新築された校舎になり、壁がない学校になりました。隣のクラスの声は、当たり前ですがよく聞こえるそうです。算数の倍数の勉強で、みんなで世界のナベアツのまねをして盛り上がっているようなのですが、大丈夫なのかな・・・

最初の保護者会に行けなくて残念でした。横須賀市うわまち病院という、国立病院が公設民営となった病院に取材に行っておりました。最近、国の医療改革というか、戦後の医療政策の推移についての勉強を一度ちゃんとしたいと思っています。うわまち病院は、そのためのいい刺激をくださいました。

4月はまた、助産所の嘱託医療機関の問題で助産師さんの世界は大変でした。助産師さんたちは何とかこの問題を乗り越えましたが、本当にお疲れ様でしたという気持ちです。そして、助産所出産する女性たちも、です。かかっている助産所がぎりぎりまで提携先が決まらず、自宅出産か?転院か?と気がもめていた知人もいました。

助産所の安全性については、医師も同様ですが、助産師の免許が一度取ったらそれで終わりという終身免許であることからして課題はまだたくさんあると思います。先進的な医療を打ち出せている国では、免許は更新制が多いはずです。

ただ安全性を社会に示すと言うことは、当事者にとってはとても大変なことだし、理不尽なこともいろいろ起きます。

今回の法改正は、助産院の安全性について特定の施設、あるいは医師個人が担保するというイメージ(実はイメージに過ぎないのですが)があって、そこが、医師にも負担だし、助産所にもひとつ間違えば納得のいく評価がされない可能性があるという問題があったと思います。

また提携先かどうかに関わらず地域に縦横無尽に張り巡らされるべき救急ネットワークと、この提携のかねあいがあちこちで混乱していました。今回、この複雑な法改正をクリアするために払われた膨大な労力が地域ネットワークの進化のために使われていたら、と思ってしまうのは私だけではないでしょう。

しかし・・・今回の高いハードルによって、助産所が得られたものも大きいと思います。それは、助産所は医療とちゃんとつながっているのだと社会に伝えられたことです。

助産所で2度の出産をお世話になった者として、この法改正のクリアに尽力してくださった助産師の皆さん、そして医師会、行政の方々に感謝申し上げます。新規開業の支援も含めて今後も有床助産所の灯火を守ってください。<>2008/04/18

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