2008年7月の日記

 

介護と老人医療

 
新年度に入ったという話の次が夏休みというおさぼり日記となってしまいました。その言い訳ではないのですが、今年の春はプライベートで大変でした。何が大変だったかというと同居している実母の介護です。

「大変なんだってね・・・」と遠いことに感じていると、ある日突然目前にやってくるのが介護です。ただ私は二十歳そこそこで父親を看取っているので、親の介護は初めてのことではありません。

ただ、今の時代は在宅ケア時代。父の時はずっと病院だったのですが、この差はとてつもなく大きいものです。テレビや新聞からは絶えず介護にからんだ殺人事件が報じられていますが、そういうものを見ていると、思わず介護ライターになってしまいそうです。

母の場合はしばらく介護保険のお世話になり、デイケアとかショートステイ、ヘルパーさんなどが助けてくれた時期もありましたが、内科疾患と認知症の進行というダブルパンチにより介護サービスの人たちの手に余るケースとなってしまいました。かといって受けてくれる病院も見つからず、介護と内科と精神科の狭間に陥ってしまいました。

今の医療・福祉は機能別に細分化し、しかも連携とは名ばかり。だから複合的に全身が弱っていく老人にはとてもかかりにくいものでした。どこも「その部分が、うちでは責任がとれない」と言うのです。

そんな大変な春だったのですが、半月ほど前にやっと受け入れてくれる病院があって入院させてもらうことができました。

精神科救急のお世話になるに至ったことで、やっと受け入れてもらえたのでした。しかも、そこで素晴らしいドクターと出会えて精神科も内科も診てもらえるようになりました。これは大変な幸運でした。

ホスピスという所は人の老いて死んでいく姿をありのままにとらえる画期的な場だと思いますが、そこにたどりつくまでの道のりをどう歩けばいいのか。わが家では奇跡的に感謝すべき出会いがあって糸口がつかめつつあるのですが、同じ悩みを持つ人がたくさんいることを思うと本当にみんなどうしているのだろう、と思います。<>2008/07/29

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