2013年10月の日記

清水ルイーズさん

22615年くらい前まで東京に在住し、外国人を対象に出産準備教育をしていた米国人バースエデュケーター清水ルイーズさんが一時帰国されて、娘と夕食をご一緒しました。

彼女なしには「バース・プラン」も「ラマーズ法」も、日本に、今そういう言葉はなかったかもしれません。本当にたくさんの日本人医師や助産師さんがルイーズさんとの交流を求め、日本にない考えを彼女から学ぼうとしていました。

ただ、本物のコスモポリタンで日本文化を日本人以上に理解していたルイーズさんの口癖は「私はbridge」でした。「私は日本人に、決してアメリカのようにしなさいとは言いたくない。日本人には日本人のやり方があると思うの」彼女の記事を書くときは、安易に日本を批判するような表現は決して許されませんでした。

帰国後は、今度は米国に来たばかりのご家族の生活をサポートする仕事をされていました。今は、めちゃくちゃかわいいお孫さんが何人も、地球のあちこちにいらしてご家族ともども幸せに暮らしていらっしゃいます。

『お産のイメジェリー』翻訳をはじめ本当にたくさんの仕事をご一緒し、そして遠く離れてしまった私たちですが、これからもいつまでもつながっていきます。
<>2013/10/31


父の写真

225今日は私の父の命日。父は33年前に65歳で他界しました。学術雑誌の編集者で英語、仏語の翻訳や通訳もしていました。

うちは子どもたちがこのおじいちゃんを知らないので、「もっと伝えていかなくちゃ」と思い、家族のLINEでこの写真を送りました。

「どんな人だったんだろう」
「会いたかったなあ」

子どもたちは、いつもそう言う。でも本当は父は彼ら自身の中にひそかに生きている。そして彼らに子どもが生まれたら、その子たちの中に、またその子たちの中に・・・誰にも知られなくてもひそかに確かに生きていく。

大好きな父。私は永久にあなたの子どもです。
<>2013/10/31


精子老化の真実

『卵子老化の真実』を書いてから7か月。新書の競争が激化している今日においては非常にありがたいことに、無事三刷りまで来ています。ブログやSNSなどに本書をご紹介くださった方には、本当に心よりお礼申し上げます。

そのあとも共同通信などいくつかの媒体で同様のテーマに取り組んでいるのですが、中でも反響が大きかったのは、3日前に公開した「35歳から始まる!精子老化の真実」というウェブ記事でした。プレジデント・オンラインで始めた連載「授かりたい男女に贈る妊活の知識」第二回です。

今まで卵子老化の話では「卵子は胎児期に一生分の卵子が造られてしまうので、持ち主と一緒に年をとります。しかし!精子は生涯造られ続けているのでいつも新しい」と説明されてきました。しかし、この話に「?」と思った方はけっこういたのではないかと思います。なぜなら、皮膚も髪も新しく製造され続けるのに老化が起きますよね?

それで、この秋にいくつかのチャンスがあってじっくり追求してみたところ、まあ海外にはたくさんの研究報告がありました。国内でも、マウス卵を使って精子の加齢を調べているドクターがいました。

誰かが言うとそのあとに言う人は簡単ですけれど、私は、ずっと言われ続けてきたことと違うことを自信もって書けるまでにはずいぶんとデータを集めましたし、落ちこむ男性はどれくらい出るのだろうかということも考えましたし、見えないところで長い時間を費やして書いています。

この記事を出したのは、ひとえに、パートナー男性にのんびりされ、女性がひとりで悩みながら妊娠できるチャンスを失っていくのを見るに堪えないという気持ちからでした。

女性が今週末のデートでいい感じでうまーく・・・「ほれっ!精子も老化するってよ!!!」と怒鳴ったりはせず・・・上手に彼と話してくれているといいなと思っています。男性から話してくれる、というシーンなんかも妄想します。

Twitterではおかしな事も書かれるかと思っていたらそんなこともなく「卵子だけじゃないんだ、精子もなんだ」「俺も早く結婚する」「早く相手を見つけなきゃ」など割と厳粛なトーンです。やっぱり男性も、子ども欲しいんですね。

悪いのは男だとか女だか、そういうことがなくなって、早く同じ気持ちになれるといいな。

◆プレジデント・オンライン連載 「授かりたい男女に贈る妊娠の真実」 こちらから

<>2013/10/27

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