2015年4月の日記

子どもの障害がある方の家計プラン

279障害のあるお子さんを持つ家庭の家計プランを同じ立場から支援しているファイナンシャルプランナー濱倉千晶さんのブログで『出生前診断−出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』をご紹介いただきました。濱倉さんには、本業のお金のことや母親の就労継続についての情報、ご出産後に支援が得られなくてつらかったことなどを本で語っていただいています。
こういう風に、出生前診断の本で私がダウン症候群のあるお子さんを育てている方たちにたくさん助けていただいたことや、こうして出生前診断の本を紹介していただいていることは、出生前診断について「検査推進派 VS.障害者団体!」といった対立構図しか頭にない人には「???」なことなんだろうなあ、と思います。
でも、この本は実際に何人ものママにたくさん助けられて書きました。
もちろん、心にはどれだけご負担をおかけしたかと思うのです・・・
出生前診断の本にご協力いただくのは。
でも、ご自身の経験や今の暮らしを知ってほしいという気持ちで、たぶん、ご協力いただいたのでは・・・。
それでも私がお願いをしたのは、出生前診断のことを考えることほど、障害のことを真剣に考えられるテーマはないからです。
そして読者のニーズ=検査を受けない人、もしくは陽性でも妊娠継続するという道を考える人は、特に晩産の方はダウン症候群があった時の育児について「暮らし」の知識を欲しがっています。
また、取材でわかったのは、これほど出生前診断について議論する人が多いのに、実際にダウン症候群がある赤ちゃんが生まれた時、十分なアドバイスやサポートが得られるまで長い歳月がかかった人があまりにも多いという問題があったということです。
出生前診断について、私は、机上の議論には興味がありません。興味があるのは、実際の現場が困っていることがなんとかなることです。
そして出生前診断に対する考え方や子どもの障害の有無などでは、母親同士のあいだに本来は垣根などないとも信じています。

◆濱倉千晶さんのブログ 「正しい情報をキャッチすることが大切」
http://ameblo.jp/office-augite/entry-12016714224.html <>2015/04/28


自然妊娠の妊娠率を高める方法

「オレンジページ からだの本」の妊活記事で、アメーバブログ「松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ」の充実が止まらない松林先生をリプロダクションクリニック大阪にお訪ねしました。
「男女で最先端の治療がスピード感をもって受けられる」というクリニックのコンセプトはユニセックスな雰囲気のインテリアによく表れていました。また、入り口からシュッとメンズルームに入れるショートカットはさすが。
また今回は、クリニックに行く前の妊活も含めた企画でした。松林先生のブログは、その時期へのアドバイスがまた素晴らしいので、ぜひ、妊娠を願う読者さんにご紹介したかったのです。
晩産化でARTばかり注目されますが、今、二人で自然妊娠に至るまでの情報がなさすぎ、と言うか間違いすぎではないでしょぅか。排卵日の1日に固執したり基礎体温表に心を支配されたり、はたまた1週間も禁欲しちゃったり、とまじめに妊活に励めば励むほど妊娠から遠ざかってゆく女性たちを救う記事を、これから書きます。そして入稿しないと、私のGWは来ない(>_<)

◆松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ
http://ameblo.jp/matsubooon/
◆リプロダクションクリニック大阪 妊娠治療を受けられる前に
http://www.reposaka.jp/clinic/clinic02.html <>2015/04/25


少子化を案じるシニアの方たちと

277先日、リタイアされた官僚、政治記者、企業の方々が作る日本賢人会議所というグループで「卵子老化や少子化対策についてレクチャーを」と言っていただき行ってまいりました。
ここで、官庁でかつて男女共同参画に15年間も関わられた方から「なぜ僕らは出産も仕事も一緒に考えられなかったのか悔やまれる。どうしてあの時に誰も女性の産める年齢には限りがあるということを言わなかったのか」という痛恨の声をいただき、私はこれには返す言葉が見つかりませんでした。
その時代の見た夢に向かって必死に働いた人たちが、次の世代を苦しめるというのは、実は常にあることなのだと思います。だから老年期というのは、社会で時代に求められ、活躍された方ほどそうした思いに悩まれるのかもしれません。
でも、この日、皆さん本当に熱心に意見をぶつけてきた下さり、私が日頃ひとりでせっせと「やっばり知りたい少子化のはなし」に書いていることをよく聞いてくださいました。シニアの方たちは皆さん「少子化はお金ではない!私たちはお金はなかったが子どもがいて幸せだった」と言います。でも、それはバブル以降に社会に出た方にそう言ったら世代間断絶があるだけだと私は考えています。ここではそんな私の反論にもしっかり耳を傾けてくださいました。
親もなく上司もいない私にとって、年上の方とお話しするのは貴重な機会でした。<>2015/04/22


妊活コミック、妊活リーフレット

276今日は「助産雑誌」(医学書院)の連載「やっぱり知りたい少子化のはなし」自治体による妊活事業の巻を入稿。自治体では最近妊活コミックを作るところが次々に出ていますが、こちらはその先駆けである大分県「妊活推進啓発事業」のコミック『今 伝えたい!いつかは子どもを・・・と考えているあなたたちへ〜知っておきたいからだのこと〜』(作画・福田素子さん)の一コマ。本当によくできていて、そして作っていくときに私の『卵子老化の真実』を「バイブルでした!」と言ってくださるほど使ってくださったそうです・・・涙。
全体はこちらから見ることができます。

◆大分県 ☆からだを知ろう!!〜自分のからだ(生殖機能)のこと、知ってますか?〜☆
http://www.pref.oita.jp/soshiki/12200/karadanokoto.html

今回は大分県と岡山県の試みを紹介しましたが、まだまだ全国にはいろいろな妊活グッズが登場していることと思います。
岡山県は、リーフレットのシリーズのラストが「出生前診断」になっているところに監修の中塚先生の誠実さを感じました。医師が子どもたちの未来を真剣に考えれば、必ずこうなるはずです。ただし、日本の出生前診断は、まだ子どもたちに語れるコンセンサスを持っていません。<>2015/04/20


良きモデル

275長女と会い、書店で彼女の最近の仕事を見せてもらう。週刊文春の連載で健康ものやった流れで、今度はマガジンハウスの「Tarzan」で似た傾向の仕事をしていた。やっぱり父親が登場。奥の、明らかに健康が心配な部長さんが彼女の父、つまり私の夫です。よいモデルすぎます。<>2015/04/18


『出生前診断』発売

出生前診断がこれを書いている3日後の4月13日に発売になります。この日を迎えられて本当によかった!ご協力いただいた方々には、心よりお礼を申しあげます。

実は今年の始まりには、私はかなり緊張していました・・・昨年末、第三子の受験と私の校了という2つの修羅場を手帳に書き込んだところ、ピークが、よく、まあ、こんなに、というほど重なっていたのです。いつも本の終わりにやってきた家事の全面的放棄ができない!というプレッシャーは、私にとってけっこうつらいものがありました。

しかし、子どもの方も何とかうまくいき、私も無事にこうして新刊を発売することができてサイトの更新などしております。今になれば、今年の春は一緒にがんばったよね、という親子の思い出にもなりました。桜を見た時は、本当にゆるみました。

今度の本はタイトルもストレートに『出生前診断』です。新書としては「ふかふか」感のある300余ページに、出生前診断の日本における40年のあゆみや海外の状況も書きました。

この科学技術と私のおつきあいは20年くらいになります。初めての母体血の検査「母体血清マーカー検査」というものが出た時、私は何度も取材をしていました。

そうこうするうちに、自分が36歳の高齢妊婦となり、今春受験した娘を妊娠したのですが、その時にいきなり超音波検査で「NT」と呼ばれる首の後ろのむくみ(染色体疾患などいろいろな先天性疾患の指標のひとつ)を測られ、「大丈夫だと思う」と言われましたが「でも、最近は血液検査だけである程度染色体異常がわかる検査もできました。受ける時は何日までに来て下さい」とあっさり、ものの1分程度の話をされました。

超音波で「大丈夫だと思う」と言われると、私の取材した妊婦さんたちは、皆さん「先生が見てくれて大丈夫だと言ってくれた」と言います。でも、私は取材経験から、こうした簡単な検査は「異常の可能性が高いです」と言われる人もいるという事実がよくわかっていました。そして、その時「これは、妊婦健診が大変なことになっている!」と思いました。これが、私の出生前診断についてのルーツです。写真は、その妊娠の時の私です。

案の定、取材の中で、私は気軽に検査を受けた人、いきなり医師にNTのことを言われた人が何人もパニックに陥ったという経験を聞くことになりました。そして、この度の本のためにまた取材してみると、私が18年前に経験した状況を次々に聞くことになったのです。その中には「もう妊娠はこわい」と言った方もいます。

どうして日本のお産はこんなに変わらないのでしょう。

新型出生前診断や着床前スクリーニングなどの最先端技術が話題を集めています。確かに、こうした新技術の威力は大変なもので、これについての説明にも私は全力を注ぎましたが、実は日本の出生前診断は、もっと基本的なところが一番問題なのだと思います。それは、妊婦さんの立場に立ってものを考えるということです。

では、なぜ日本の妊婦さんは、妊婦さんの立場に立って考えてもらえないのでしょう。それは、やはり日本は女性が物事を決めることに賛成できないところがあるのだと思います。私の2年近い取材は、今、このあたりに着地しつつあります。
<>2015/04/10

 


日本産科婦人科学会シンポの前夜に

263日本産科婦人科学会で長崎大学、増崎組の先生方とにぎやかに中華街させていただきました。明日はこのメンバーで朝一番に、シンポジストに産婦人科医は誰もいない異色のシンポジウム「遺伝カウンセリングのあり方」を研修プログラムのひとつとして行います。
『出生前診断−出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』は、ちょうどこの日に店頭に並びました。
2年近い取材と半年以上の籠もり生活の末に私が今言いたいことは、このシンポでストレートにお話しします。<>2015/04/15

 


夜桜能

262靖国神社では「夜桜能」というイベントが毎年行われているそうです。1日、チケットをいただいたので初体験してきました。満開の花の下、かがり火の火入れ式から始まる三時間の贅沢でした。
お能は先日初めて行ってこれで二回目なのですが・・・私、これはちょっとはまりすぎるので危ないです。本当に危ない。あちらの方へ連れて行かれます。<>2015/04/02

 


『出生前診断』表紙画像が来る

261『出生前診断−出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』の表紙画像が来ました。やっぱりこれを見ると「本当にできたんだなあ」という実感があります。<>2015/04/01

 

 

 

 

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