2015年9月の日記

『ひとびとの精神史』が出ました

松田道雄先生について書いた「松田道雄 母親たちとともに」が掲載された本が出ました。
『人々の精神史 第三巻 60年安保 1960年前後』(岩波書店)
むしろ次の巻の「第四巻 東京オリンピック」の話だとは思うのですが、こちらに収まりました。約300ページの本のわずか30ページくらいなんですが、私にとっては、自分の「ものを言いたい!」という気持のルーツに立ち返ることができた実にありがたい機会となりました。
今回育児については思いっきり書けましたので、今度は女性や家族、老いといった松田先生の他のメインテーマについても取り組んでみたいものです。
◆『人々の精神史 第三巻 60年安保 1960年前後』(岩波書店)
http://www.amazon.co.jp/%E5%85%AD%E3%80%87%E5%…/…/4000288032<>2015/09/28


放送大学で心理臨床の講義に出演

3062016年度放送大学の「心理臨床と身体の病」という科目で一コマゲスト出演させていただきました。聖マリアンヌ医科大学で、喪失ケアなど周産期の心理臨床という分野を切り拓かれた臨床心理士・橋本洋子先生が担当の「生殖医療、出生前診断と心理臨床」という講義です。
テイクは、台本を橋本先生と作り込んでいたにもかかわらず時間内に納めるのが難しく(なにしろ『卵子老化の真実』と『出生前診断−出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』の内容プラス橋本先生の心理のお話を43分に納めるので!)終わった時はけっこうな達成感が。
でも、煮詰めた分、橋本先生に助けられた分、このテーマについてまたひとつ歩を進められたような気がします。
それは、出生前診断のような矛盾に満ちた葛藤をいかにありのままに受けいれるかということ。出生前診断は取材を始めてからずっとその階段を一段ずつ上ってきた気がしますし、ある意味では階段を降りてきたという方が当たっているのかもしれません。
今、日本のNICU(新生児集中治療室)には、総合周産期母子医療センターの場合、臨床心理士かそれに類する人を配置する努力義務が課せられていて、約7割の施設で達成されているそうです。そこで心理士さんたちは、相談受けます、とすわっているのではなく、すべてのお母さんに話しかけ、赤ちゃんと過ごす時間に寄り添うとお聞きしました。
出生前診断との関わりでは、検査で陽性とわかった妊婦さんと遺伝カウンセリングのあとにお会いすることが多いそうです。
doing を役割とする医療者に対し、何もできない人としてbeing「ただ、そこにいること」を役割とし、まとまりもなくただぽつぽつとこぼれてくる言葉を受けとめる器になるという心理士さんたちの仕事。
橋本先生は、doingが一杯の空間であるNICUに入室した時「何もできない人間がここにひとりいることで、お母さんたちの心に何か良い効果が現れるのでは」と直感的に感じて、それが今の仕事のインスピレーションとなったとあとで話してくださいました。この感覚は、一般人としてすごくわかる気がします。
橋本先生のシリーズ講義は全部で三時間あり、妊婦さんに関わる方にはぜひ見ていただきたい・・・けれど、放送時間はまだわかりませんので、またお知らせします!<>2015/09/25


シルバーウィーク

305昨日から仕事してますけど、世間が安らかなのでとっても落ち着いた気持ち。シルバーウィークっていうネーミングがいいな。ゴールデンと言われると気合入りすぎる。銀でも十分にきれい、いや、今みんなが欲しいのはむしろ銀の美しさなのかも。
早朝カフェで、これからエッセイを入稿するので見本に頂いたとてもシックな丸善のPR誌『學鐙』を読みました。とっても面白かった。中にはイラストさえないけれど、表紙に、ぽん、ときれいな建築の写真。表紙と中の紙質やフォント、字間などがとてもきもちいいのです。刺激的な印刷物に疲れた目と心が休まります。字だけでこんなに楽しめることにも嬉しくなります。<>2015/09/23


秋田で助産師さんたちと

304日本助産師会北海道・東北地区研修会。ふたつの講演をお受けして、秋の風が吹く秋田の町で2日間ゆっくり北の町の助産師さんたちと過ごしました。私がお産にはまるきっかけをいただいたのは青森の今は亡きお産婆さんなのですが、その方をよく知る方にもお会いすることができました。
そして懇親会に現れたなまはげはめちゃくちゃハイレベルな、子ども返りできちゃうくらいな怖さ!<>2015/09/08


バースフォト展とトーク

303出産を撮り続ける写真家3人展のトークに行ってきました。3人のまったく違う感性が競演して妊娠と出産が描かれていました。写真は、私にREBORNやろうと声をかけてくれた人でもあるきくちさん。

バースフォト3人展
「ハ ジ マ リ」
宮崎雅子、江連麻紀、きくちさかえ
日程 2015年9月1日〜6日
場所 カフェスローギャラリー <>2015/09/05

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