奈良女子大の国際シンポジウム

奈良女子大学で行われたジェンダーとリプロダクティブヘルスの国際シンポジウム(主催・同大アジア・ジェンダー文化学研究センター)、刺激的でした。来日したのは助産師の継続ケアを追求している英国のアクティビスト・Biverly Beechさんと社会学者で国立台湾大学教授のChia-Ling Wuさんです。

私の役割は、現在の日本女性の出産に対する価値観を解説することでした。無痛分娩への関心の高さに象徴される今の状況を晩産化、少子化、デジタル革命と結びつけて30分話しました。育児サイト「ベビカム」と共同で11月に実施したばかりの意識調査を中心に、現代の妊婦さんは仕事や年齢によるプレッシャーが大きく、スマホの無料情報に強く頼っていることを伝えました。

お二人とも何度もうなずきながら聞いてくださいました。終わってから3人で話したのは、3カ国とも、女性がどんどんキャリア中心の生き方になってきていて、産むことは省エネで行きたいと思う傾向が強まっているということです。

しかしアジアは伝統的な家族観がまだ強くて、高齢で産む人が求めることがかなえられていません。台湾女性は日本女性のようにおとなしくしていなくて、もっと不妊治療を受けさせてほしいと要求するなどの抗議行動を起こしているそう。

お二人を招聘してシンポジウムを企画したのは、文化人類学の立場から出産を追及し続けている松岡悦子教授です。英語のみだったので「もっ話したい!」という気持ちは残りましたが、いい刺激になりました。

 

 

 

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