今こそ妊婦さんと赤ちゃんのオンライン診療を進めたい

周産期の「遠隔医療」について記事を書きました。
産科医療過疎地や離島では、もうずっと前から妊婦さんの自宅や助産師さんのいる保健センター、また時にはヘリコプターや救急車の中からCTG(胎児心拍数陣痛図)が産科医のPC等に飛び、遠隔医療が大活躍しています。


全国的に遠隔医療で妊婦さんが診られるようになれば、コロナ感染が怖くて妊婦健診が不安な人、感染病棟に隔離されている妊婦さん、里帰りで2週間待機の間病院に行けない妊婦さん、そしてもちろん、いつ急変するかハラハラの救急搬送や離島の妊婦さんも、みんな助かる。


そしてたぶん、大震災や台風の被害で病院が機能しなくなった時も、妊婦と赤ちゃんという社会の希望を守ってくれる。


この記事は、実は皇后雅子さまが愛子さまを妊娠されていた時の妊娠管理にも使われ、とうに完成した技術を紹介しています。この技術がこの度のコロナの学びから広く知られますように。


私は産科医の集約化が加速した2000年代から産科医療過疎のことは取材してきましたが、「都市こそ危ないじゃないか」という事実の一端を見せつけられたのが今回の騒動です。


北海道大学は、産科医がいない地域と北大を結ぶ遠隔妊婦健診を導入していたおかげで、鈴木知事の緊急事態宣言からわずか8日後に札幌の大学病院で妊婦健診をオンライン化し、外来に来る妊婦さんの数を即3分の2に削減しました。


助教の馬詰先生いわく、もし妊娠中の女性医師がいたらオンライン健診に専念してもらったらいいね、と。若いドクターのこうした活躍は、どんどんご紹介したい。


世界の変わり目です。


遠隔医療については、私はこの2か月ほど読める限りの報道を片っ端から読んできましたが、必要な人に技術がいつまでも届けられない医療政策には疑問が多々です。


私に出来ることは知ってもらうことだけですが、それをがんばる。経過を追わせていただきたいテーマにまたひとつ、出会いました。

■東洋経済オンライン
コロナ禍が教えた「妊婦に遠隔診療が必要な訳」
医療過疎地域や離島の経験が今後の糧になる
https://toyokeizai.net/articles/-/350170

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