ギャラリー「幸せを信じて」

幸せを信じて

決心

大切に抱かれて

お腹から取り出した赤ちゃんを医師が大切に拭く。この子のためにお母さんは三か月間の安静と点滴に耐え、赤ちゃんはここまで立派に成長した。
(埼玉医科大学総合周産期母子医療センター手術室)

こんなお産もある

帝王切開の真っ最中だが、まるで分娩台の上にいるように、お母さんは赤ちゃんに頬ずりをした。
(国立病院機構 長良医療センター)

 

長かった安静期間を全うした母親

(埼玉医科大学総合周産期母子医療センター手術室)

タッチ

お母さんが帝王切開に出発してからずっと泣いていた女の子。保育器に入った赤ちゃんに触れさせてもらうと、みるみるうちに「お姉さん」へと変身した。(国立病院機構長良医療センター 新生児室)

抱っこは、まだ 

この赤ちゃんはまだ保育器の外に出すことができない。お母さんは、ただひたすらに、触れる。
(埼玉医科大学総合周産期母子医療センター NICU)

 

母子室の夜

退院の前日、初めてわが子と一夜を過ごす母親。母子室とは、NICU入院のため赤ちゃんと離れていた親が母子同室で泊まれる部屋でユニットの一隅にある。
(埼玉医科大学総合周産期母子医療センター母子室)

瞳 

26週で生まれ、NICUですくすくと育った赤ちゃん。初めて会ったときは半分くらいの大きさだったけれど本当に大きくなった。
(埼玉医科大学総合周産期母子医療センター NICU)

 

咲く子 

(埼玉医科大学総合周産期母子医療センター 母子室)

 

ずっと隣りにいたんだよ 

保育器のふたがとれた双子の赤ちゃん。早速「再会させよう」とふたりを近づける両親。
(埼玉医科大学総合周産期母子医療センター NICU)

静かな愛 

NICUの多くは、感染症の心配から父母以外は入室できない。ガラス張りの面会室には、無音の愛が満ちていた。
(埼玉医科大学総合周産期母子医療センター NICU)

ママを助けるよ


母子同室中の部屋で初めてきょうだいを抱く男の子。一番上のお子さんは重い障害があるが、母親の入院中、預かってもらうことができた。お母さんが大好きなこの男の子は、これから、赤ちゃんとお兄ちゃんの世話で大変になるお母さんを一生懸命助けるつもりだ。
(国立病院機構 長良医療センター 産科病棟)

帝王切開の朝


まもなく手術室へ出発する母親。長い入院生活を共にしてきた「戦友」たちが集まってきてお腹に祝福を送り、手術の無事を祈った。
(埼玉医科大学総合周産期母子医療センター 産科病棟)



「幸せを信じて」は、NICU(新生児集中治療室)などで高度医療を受ける必要がある親子のための出産施設「総合・地域周産期母子医療センター」で撮影した写真を13枚のA1パネルで構成した写真展です。

生まれる時、産むときは、実は人生の中で最も危険な時期であり、それを守っているのが周産期医療です。このことは怖い思いをした経験がない限り実感することがとても難しく、私も、振り返ると、頭でしかそのことがわかりませんでした。『安全なお産、安心なお産』(岩波書店 2009年)の取材でたくさんのNICUを回っていく中で、やっと、その事実が身体に入ってきました。

一方で、周産期医療には、出生前診断のような正解のない悩みも増えてきました。また、NICU(新生児集中治療室)は面会の制限が厳しいことが多く、親子、家族が絆を作りにくくなるという問題もあります。

その中で、不安や痛みを抱えながらも必死に家族を作る人々の姿に触れていただき、周産期医療について、子どもを持つことについて、何かを感じ取っていただければ幸いです。


・第28回日本新生児看護学会、第63回日本新生児成育医学会の学術集会会場で展示しました(2018年)。
・第55回日本周産期・新生児医学会学術集会会場で展示しました(2019年)。
・日本新生児看護学会の助成金を受けました(2018年)。

【撮影場所・時期】
国立病院機構長良医療センター 2016年
埼玉医科大学総合周産期母子医療センター 2018年

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